嵐丸ターミナル日記3

嵐丸、鬼門の船旅をなんとか乗り越えました。

嵐丸のそばを離れるのが不安だったので一晩ペットルームで過ごさせてもらいました。
嵐丸は自宅に帰ることはできたけど無事とは言えず……船中、午前2時ごろに痙攣を起こしました。
それが実家のクロが亡くなる直前の痙攣発作とそっくりだったので嵐丸ももうだめかと思ったのですが、痙攣が収まるとスクッと立ち上がり、ケージを出たがるような仕草をしたあとブランケットの上でまた眠り始めました。
電波がないながらなんとかスマホで検索すると、てんかん発作の他に腎機能不全や肝機能不全が原因で痙攣が起こることもあるようです。
数年前に亡くなった実家のクロは腎不全で腎臓由来、嵐丸は(おそらく)胆管癌なので肝臓由来の痙攣かなと思います。
しかし嵐丸の心臓は胸水や脱水症状等で通常より小さくなっているそうなので、この発作でかなり負担がかかったのでは……
移動のストレスも原因にあると思い、午前2時から船を下りる9時までずっと嵐丸を撫でていました。

自宅へ帰ってくると嵐丸は家の中を少し散歩し、誘導するといつもの猫ベッドへ。
猫ベッドに入るとすぐに眠りました。船旅、病院、船旅で相当疲れさせてしまった……
そのあいだに留守番ネコたちにめちゃくちゃにされていた家の中を片付けし、酸素ハウスの置き場所を作りました。
昨日レンタルを申し込んだ時すぐに発送してくれたらしく「明日着きます」と業者の人は言ってたけど、さすがに1日では着かないんじゃないかな……佐川だし…………
やっぱり届きませんでした。でも迅速に発送してくれてありがとうお姉さん……

気が付いたら嵐丸ちゃんはベッドに登ってました。
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ベッド登れたの!? えらいね〜〜!!
やっぱり他のネコちゃんと一緒にいたいのかな〜〜がんばって帰ってきてよかったね、がんばったねランちゃん……
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大好きな長親にくっついて寝ていました。

実家では昔からずっとネコがいたのですが、ネコの看取りを一人で行うのは初めてでものすごく不安でした。
どこまで治療をしてあげるのが最良なのか、治療と通院のストレスのバランスとか、寝てる間に嵐丸が息を引き取ってないか心配で寝れないし……
でも嵐丸と家に帰ってきて、他のネコたちと嵐丸が固まって眠っているのを見たとき、看取るのはわたし一人でなくネコたちも一緒に看取ってくれるから安心だと思えました。
まだもう少し1人と5匹で過ごせそうです。