嵐丸ターミナル日記13

今朝8時半ごろ嵐丸は息を引き取りました。
当家ネコのターミナルケアを見守ってくださりありがとうございました。

嵐丸は午前4時ごろから呼吸が少し早くなり、時々立ち上がったり体勢を変えたりしていました。呼吸が苦しかったのかもしれません……
8時半ごろ、ぐーっと前足を伸ばしたと思うと、わたしの腕を枕にしたまま亡くなりました。

嵐丸を保護したのは1月21日、機織りから帰ってきた夕方5時すぎ。ノラネコたちがごはんを食べているのをお向かいの敷地の端っこからじっと見ていました。
お腹が空いてるのかな〜と思い、庭の入口にカリカリを置いてみると食べる。近づいても逃げない。逃げるより食べたかったんだと思います。
女の子だったら捕まえて避妊手術しなきゃな〜と尻尾の下を確認したら見事に女の子だったので、猫バッグにウェットフードを設置して保護しました。

保護当日

猫風邪で鼻水と目やにがすごかったので、長親を保護したときにもらって余っていた抗生剤をウェットフードに混ぜて食べさせていました。鼻水と目やには数日で治りました。
この時Twitterに「背中はガリガリなのにお腹が大きい」というようなことを書いていて、当時は妊娠しているのだと思ったのですが、今考えるとすでにお腹に腫瘍があったのだと思います。

そのあと脱走して帰ってきたら前足に大きな傷があったり、避妊手術前に発情期がきてしまい3段ケージによじ登ってケージを崩壊させたり、大人しいように見えていろいろとアグレッシブなネコちゃんでした。

茶白なので茶々丸という名前にしようと思ったらキメツに出てくるネコちゃんの名前と被ってると知り、じゃあ千代丸……しっくりこない。茶々丸がダメなら茶々、う〜ん淀殿、長親のことが大好きだから甲斐ちゃん……と迷走、結局「脱走して帰ってきた日が嵐みたいに風の強い日だったから」で嵐丸になりました。

末期がんと言われてから色々とネガティブに考えることが多かったのですが、あの時保護していなければ嵐丸はそのへんの草むらで一人で死んでいただろうし、安全な場所で毛布にくるまって亡くなることができたのはよいことだったのではと思うようにします。

嵐丸ちゃん、またネコに生まれることがあれば次もうちの子になってほしいです。ちゅ〜る100本用意しておくので……

わたしもいつかは死ぬので、それまでしばらくのお別れです。

以下亡くなってからしたこと
・嵐丸の体を拭き、保冷バッグと保冷剤で冷やす。亡くなったあと体液が出るというのは知ってたけど、気付いたときにはおしっこがめっちゃ出ていた。あと鼻水。布団とシーツまるごと全部洗った。
・八丈島空港の貨物部に電話して火葬のためネコの遺骸を空輸したいのだけどどうすればいいか聞く。
→ANAカーゴで予約して当日持ってくればいいそうです。ANAカーゴの難点は会員登録はスマホからできるのに貨物予約がパソコンからでないと出来ないこと。この時代にそんなことある？あります。
・ANAカーゴで予約。パソコンじゃないと出来ないことがそのへんに記載されてないので無駄な時間を使う。品目を「遺体・遺骨」で登録したらあとで貨物部から電話がありペットのご遺体は一般貨物になるとのことで、一度予約をキャンセルして一般混載で予約を取り直した。
・実家近くの動物霊園でペット火葬の予約。今日明日はもういっぱいなので明後日水曜日の朝イチの予約を取る。
・テルコムへ電話。酸素濃縮器などのレンタル終了と返却を伝える。届いた時の梱包材でそのまますぐに梱包してヤマトへ持ち込み。テルコムから保険かけてくれって言われてたのでヤマトのお兄さんに聞いたら基本で30万の保険がかかってるとのことでそのまま預ける。3700円くらい。佐川よりかなり安い。
・ドライアイスを買いたかったけど島内になさそうなのでロックアイスを買っておく。ロックアイスはビニール袋に入れて嵐丸ちゃんのそばにIN。

とりあえず済ませて帰宅して14時半。やることが多くて泣く暇がない。

今回思ったけど本当に本当に八丈島でペットの火葬ができるようになってほしい。
昔は土葬が当たり前だったけどわたしは島に土地を持ってないし、家を購入する話もオジャンになってしまったので埋める土地のあてがない。
動物霊園はまだ先でもいいけど、火葬は時間との勝負なので本当に本当にペット用の火葬炉を整備してもらいたい。役場〜お願いします火葬炉増やして。