4年前

先週いっぱい整経をして、今日から19反目を織り始めました。
機上げ(整経して綜絖と筬に通した糸を織機にセットすること)をしたときに糸の張り具合がまちまちになってしまったのですが、100cmほど織ると整ってきてテンションが均等になってきました。(端は永遠に緩いけど…)
今月中に2反納品したいのでまた1ヶ月がんばります。

4年前の3月末に島へ引っ越してきたのでそろそろ島生活も5年目になります。
島でネコと暮らし始めてからは3年半。
ノラネコ食堂も5年目になるのですが、4年前はネコパンしてきた子たちも今は足に擦り寄ってきてくれたりします。
2月の寒い時期に保護していたまだらちゃんというサビ猫ちゃんは元気になりカリカリもモリモリ食べられるようになりました。
やっぱり寒さがこたえたのかも?
家の軒下にノラちゃん用の段ボールベッドを置いているのですが、オジジとシロスケしか入ってくれません。
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島に来る前に中国へ行かなくては!と言って2週間ほど一人旅をしたのですが、ちょうど4年前の今日出発したようです。
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シルクロードの天山南路を旅しようと思って世界遺産の登録名通りに西安を起点にするつもりだったのですが、どうせ西安からカシュガルまで行くなら北京からにして東西横断すればいいんじゃない?と寝台列車で東西横断しました。
北京→西安(&宝鶏)→敦煌トルファン→クチャ(&亀茲)→カシュガル
行く先々で現地の人が親切だった記憶があります。中国人もウイグル人もみんな親切で、列車に乗ったとき自分の寝台や席が見つからなくてウロウロしてると近くの人が一緒に探して見つけてくれたりしました。

2週間の旅でよく覚えているのは敦煌へ行く列車のなかで知り合った広州出身のダイダイとトルファンで出会った日本語ぺらぺらウイグルおじさん。
ダイダイはわたしが中国語をろくに話せないのに一人旅してるのを心配したのか敦煌で2日間いっしょに行動してくれた中国人の女の子で、旦那さんに似てるからとクレヨンしんちゃんのぬいぐるみと一緒に旅行してて可愛かった。旦那さんは仕事のため留守番だったようです。
帰国してからもしばらくメールでやり取りをしたけど元気かな?
日本語ぺらぺらおじさんはトルファンの長距離バス乗り場の近くで観光タクシーの客引きをしてたんですが、「Sorry〜我是日本人」と言ったら「お〜日本人ですか?私日本語も話せます」と流暢に返ってきてびっくりした記憶があります。
トルファン市内からトルファン駅(60km先)に移動する必要があったので、これもなにかの縁と日本語ぺらぺらおじさんのタクシーに乗せてもらいました。
20〜25年くらい前のトルファンは通訳が足りないくらい日本人観光客が多くて、当時15歳だったおじさんは3年間毎日ホテルに出入りして日本人観光客に日本語を教えてもらったそうです。日本に一度も行ったことがないのにネイティブレベルで日本語が上手。でも漢字は読めないらしい。漢字語もぺらぺら喋っていたけど…
「結婚して子どもができて……運命をどこかに忘れてきたみたい!」と明るく言っていたのが印象に残ってます。

今から考えるとよく2週間も一人旅したな〜と思いますが、またトルファンに行く機会があれば日本語ぺらぺらおじさんに会って火焰山とカレーズを見に行く観光タクシーをお願いしたいです。