嵐丸ターミナル日記14(終)

火葬のため18日に上京するはずが視界不良で1便2便とも欠航になってしまいました。
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霧で真っ白で無理でしたね。
明日も欠航になったら困る!!と思い、帰宅する足で底土へ行って橘丸の予約を取りました。なかばヤケクソで特等を取ったけど、アイきっぷ+貨物料金より安い15130円でした。一人料金取られるかと思ったけどそれはなかった。
船にネコの遺骸を乗せることについて電話して聞いてみたら、「貨物扱いになるので貨物として運搬」になるそうです。
でも対応してくれたお姉さん、「ぶっちゃけ何も言わなければ誰もネコちゃんのご遺体だってわかんないので、そのまま手荷物として持って乗っても大丈夫です。一緒におそばに乗せてあげてください」
東海汽船……一生ついてくぜ。

そういえばHATの貨物の人も東海汽船の人もペットの遺骸は貨物扱いになるという説明をする時「心苦しいんですが…」と言ってくれた。マニュアルなのかもしれないけど気を遣ってくださって嬉しかったです。

乗船時は亡くなって3日目になりニオイが心配だったので特等にしてよかった。部屋にトイレシャワールーム洗面台があるので保冷剤や氷を入れ替えたり水分を拭いたりできました。大変助かりました。貨物で預けるとそういう世話ができないのが心配ですね……島でドライアイスが手に入ればよかったのですが……ドライアイス買えるところが見つからなかったのでロックアイスを袋に入れて冷やしました。
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火葬は地元の霊園にお願いしました。
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山の中の静謐な場所で地元トークしながら火葬していただきました。島生まれ島育ちの嵐丸ちゃん、山もなかなかいいでしょ〜。
嵐丸の骨はしっかり残っており、リンパ腫というよりやはり肝臓がんだったのではないかと係員さんが教えてくれました。
お骨も部位ごとに並べていただき、嵐丸のうさぎみたいなカワイイ尻尾も骨が4つくらいはあった。
お腹にウンチが残ってたみたいでウンチも焼け残ってました。ホッコリ。

安心して見送ることができると思っていたのですが、火葬炉に送り出すときには 置いて行かないで〜と思ってしまいました。
ランちゃんの遺毛を貰っておけばよかったな〜とちょっと後悔。

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おやすみランちゃ〜ん


どうでもいい話なんだけど霊園までの通り道に楳図かずおの家があってたぶんほとんど住んでない家なんですけどリビングでクリスマスツリーがピカピカ光っててめちゃめちゃ不気味でした。