丹前は裂織に

以前譲っていただいた黄八丈の丹前、そのまま丹前として再生できないかお直しの業者さんに見積もりを出してもらったのですが、一着再生するのに10万近くかかってしまうようで断念。裂織にすることにしました。
裂織は東北地方で昔から作られていた古布を使った織物です。古くなった着物などを細長く裂き、それをよこ糸にして厚手の生地を織るというものです。
織り機で織りたいところですが、ないのでクローバーの卓上織り機で織る予定です。
丹前を分解して生地の状態に戻したので、週末あたり晴れたら生地を洗い、その後生地を裂いてよこ糸を作る予定です。

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分解している最中、雪丸黄八丈にくるまっていました。絹だからあったかかったのかもしれない
反物に乗っていたら叱るところですが、この生地はあとで洗うからいいか…としばらくこのままお昼寝してもらいました。